造園業者が「蛇紋岩」の庭石加工で肺がんのニュースについて

今日のニュースに、埼玉県の造園業の男性(71)が機労働基準監督署から、「蛇紋岩」に含まれる石綿を吸入したため肺がんになったことが労災と認定されたというものがあります。蛇紋岩に含まれる石綿の健康被害による労災認定は極めて珍しく、蛇紋岩に石綿が含まれていることはほとんど知られておりません。他にも多くの被害者がいる可能性があるとのことです。

蛇紋岩は北海道から九州まで広く分布し、セメントの材料や石材として流通していて、石綿の使用は労働安全衛生法で禁止されているが、蛇紋岩の使用は認められています。その人は蛇紋岩を造園の仕事で切断したことがあったようで、蛇紋岩に石綿が含まれていることを知らずに、マスク等の安全対策は取っていなかったようです。幸いに個人で加入していた労働組合の紹介で診てもらった医師が蛇紋岩に知識があり、彼の作業歴を調べることができ認定につながったとのことです。

偶然にも岩石の知識があった医師に診てもらったため労災の認定になったのですが、危険を伴う仕事をする際にはそれなりの知識が必要ではないかと思います。知っていると、知らないでは大きな違いがでてきます。簡単な仕事だと思われている仕事にもそれなりの知識は必要なのだろうと思いました。